◇ヒュムネクロニクル第6回目!「RE=NATION」「月奏」について◇
 
こんにちは、土屋です。
ヒュムノスに関する開発秘話やエピソードなどを皆さんにお届けするコーナー、 ヒュムネクロニクル。今回で第5回目。
今回は「RE=NATION」と「月奏」についての、製作苦労話などをしていきたい と思います。歌い手さんには、霜月はるかさんにインタビューをさせていただき ました。

【今週のテーマ1:『RE=NATION』】
試聴:『EXEC_RE=NATION/.』
ヒュムノスの中でも少し異色な、透き通ったメインメロディが一本通っていて、 研ぎ澄まされた感覚のある曲、リネイション。この曲はサスペンドと対になるよ うに創られた曲で、効果も完全に対照的な形。サスペンドが自己犠牲の曲ならば、 リネイションは再生の曲です。この曲は、アルトネ1では珍しい、かなりしっか り画面と同期を取っている作品です。具体的に言えば、途中で一旦無音になる所 があり、その後大盛り上がりが来るのですが、そのタイミングが再生の瞬間、す なわち塔の再起動にぶつかるように作られています。実際にプレイされた方から も、演出との同期で鳥肌立った、という感想なども頂きまして、この時に音と映 像との同期というものが如何に人のこころを掴むものなのか、改めて再認識する 事になりました。同じものとしてはクロニクルキーもそれにあたり、やはり映像 とセリフと曲が完全にマッチングしたとき、大きな感動を呼び起こすというもの はあるのだと思います。
アルトネリコという作品を作り始めたとき、「音楽を聴けば絶対にみんな良いと 思ってくれる」と信じていました。ですがその時同時に、映像やその時のテンショ ンなどによっては、曲が台無しになってしまうという危機感も抱いていました。 特にリネイションやクロニクルキーのような曲は、それが顕著に出てきます。そ れ故に、音と映像の同期にはこの2曲を中心に、かなり力を入れてやらせていた だきました。2では更に突っ込んだことをやっていますので、是非プレイして、 音と映像の同期が呼び起こす感動を、更に感じて欲しいと思っています。
曲に関しては、サスペンドがかなり複雑な曲であるのに対し、リネイションはか なりシンプル。これも、この2つの曲を対照的に見せている1つの要因でしょう。 この曲から、再生への一筋のまっすぐな想いを感じ取ってもらえたら、設定した 者としてこの上なく嬉しく思います。


【今週のテーマ2:『月奏』】
試聴:『月奏』
CDのボーナストラックとして収録している「月奏」。ヒュムノスコンサート蒼の 「星詠」もそうですが、このボーナストラックは、アルトネリコのテーマである 「詩」を讃える詩として設定しています。この月奏は、アルトネリコの世界観の 中でももっと古い歴史を持つ存在である、月奏というシャーマンのイメージで制 作しています。ちょっと和風な、そして儀式っぽい感じの曲に仕上がっています が、それは月奏というものが古風なイメージを持っており、それを表現するため のアレンジになっている為です。「星詠」も「月奏」も、詩のテーマは同じです が、ゲーム内設定のそれぞれの存在していた時期(月奏は有史以前、星詠は第三 紀)をイメージの中に入れて創っていただいています。
またこの曲は、声を楽器的なイメージで使うという実験的な事をした最初の曲だっ たかと思います。この曲では、多重コーラスを雅楽の「ショウ」という楽器に見 立てて歌っています。このように、ボーカルやコーラスを楽曲と融和させる試み、 楽器とボーカルの垣根を取り去る試みは、アルトネリコならではなのではないか と思っています。

▼霜月さんからのメッセージ
今回のテーマ『RE=NATION』と『月奏』についてのメッセージを、霜月さん からいただきました!
以下の3つのテーマに沿って、各楽曲について熱くぶっちゃけていただいていま すので、是非是非聞いてみてくださいね!


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