こんにちは、土屋です。
アルトネリコ2発売を記念して始まるこのコーナー。ここでは何回かに渡りまし
て、アルトネリコ2の各システムや構想が生まれるに至った開発秘話を書いてい
こうと思います。今回、第一回目は「世界創成」と題しまして、アルトネ2が今
の形を形成するきっかけとなった、初めて物語をお話ししたいと思います。
アルトネリコ2という世界の構想は、実はアルトネリコ1が発売される前である、
2005年11月頃からありました。では、その頃から既に2制作が決まってい
たのかといいますと、そんなことはありません。実際にアルトネリコ2制作が決
定したのは、アルトネリコ1発売後数ヶ月後です。11月頃などというのは、ま
だアルトネリコ1がどれくらい売れるのか、どれくらい人気が出るのかなど誰に
もわかりませんでしたからね。それでも次回作が作りたいという気持ちは強く、
正直2の制作が決定しようがしまいが、とにかく新しい世界を創りたくて仕方が
なかった…そんな所からの始まりでした。
1で既に、途方もない高さの塔という事を売りにしてしまった以上、2ではそれ
より高い塔というものを作るのはどうかな…という事で、色々と考えていました。
更に、1が終了した時点で、何らかの形で語りたいなぁと思っていたことがいく
つかありました。その最たるものがミュール関係、そのなかでも特にMETAF
ALICAという詩だったのです。メタファリカは、ヒュムノサーバーにも載っ
ている「古メタファルス律」という流派の歴史と深い関係にありました。メタファ
ルス律は、大昔に栄えたメタ・ファルスという国が創り出したヒュムノス律です。
この段階で、次はメタ・ファルスでの物語にしようという事は決まっていました。
そしてメタファリカが大陸創成の詩である事から、今回は創成という事をテーマ
にして制作をしたのです。故に、2の世界は1の世界より塔が短くなっています。
これは後から塔や大陸が生み出される事を想定した「変わっていく世界」という
ものを表現する前提として創っているためです。
このようにして、1で名前だけ登場していた「メタファリカ」「古メタファルス
律」から、2の世界は創られていきました。
実は2の世界には、世界の形状や物理的な部分に関して、1とは違うサプライズ
がまだまだ沢山あります。これは世界の日常のサイクルや、2の世界の成り立ち
に関係するところで、設定はしたものの説明する機会もなくお蔵入りになってし
まったものです。まだ時期が早いためにここで明かすことはできませんが、もう
少し時間が経ちましたらお話ししたいと思います。とはいっても、ゲームのストー
リーやシステム等とはあまり関係のない、世界をより一層楽しめるエッセンスで
しかありませんが…。興味を持っていただけたら嬉しいです。
それでは今回はこの辺で、おいとまさせていただきます。
次回をどうぞお楽しみに!
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