◇テレモのある広場 第3回目!「護る」戦闘システム◇
 
こんにちは、土屋です。
前回のテレモのある広場で、沢山の方から御意見を頂きました。御意見をお送り いただきました皆様、本当にありがとうございます!厳しいながらも暖かいお言 葉を沢山頂き、全部じっくり読ませていただきました。公開できる時期になりま したら、改めてここでフィードバックさせていただきますね。

さて、今回は戦闘システムについて語っていきたいと思います。発売前から皆さ んの中で一番関心のあった場所ではないでしょうか。今回アルトネリコ2では、 前作から大幅なシステムの変更を行い、皆さんに新たな面白さを提供できるよう にと試行錯誤してきました。
今作の戦闘で、最も重視したステップアップポイントは「護る」という部分でし た。前作は「レーヴァテイルを護りながらの戦闘」というコンセプトで企画し、 敵の大技に対し「護る」コマンドで護るという部分を加えることで、アルトネリ コの戦闘を特徴的なものにしてきました。今作、まず打ち出したのが、前作の戦 闘にプラスし「プレイヤーが本当に護っている感を持て、それによって一戦闘ご とに「護りきった!」という満足感が得られるもの」というコンセプトです。 戦闘は「攻めが面白く、護るのは待機時間」という作品が主流です。アルトネリ コの戦闘は、レーヴァテイルを護り巨大な一発をぶっ放す、というゲームですか ら、護りが戦闘の要、すなわち、現在の主流とは逆のコンセプトを持つ作品にな ります。それ故に、護りが面白くなければアルトネリコの戦闘はつまらないもの になってしまう!そんな想いで初心に返り、アルトネリコ2の制作に取りかかり ました。
プレイヤーの皆さんに「今護ってるんだ!」「自分が護りきった!」という感覚 を楽しみながら持ってもらえるにはどうしたらいいか。その結論が現在の戦闘シ ステムです。頑張って護ることで絆の証DPを沢山もらえることは前作通りですが、 それに加え「護りが攻撃に転じる」という部分をプラスしました。前衛がレーヴァ テイルを護ることで、レーヴァテイルの詩魔法が大幅にパワーアップする。これ によって、護る事が強い攻撃力に変わっていく事を実感でき、レーヴァテイルと の絆をより体感的に、感覚的に感じてもらえるのではないか。そういった想いで 企画したのです。戦闘という、文章で語らない(セリフがない)部分で絆を感じ てもらえているという事は、このゲーム全体で「絆」というテーマを語れている 事だと思います。とても難しい事ですが、そういった「言葉で語らない」システ ム部分でも絆を感じ取れるようなゲームを目指し、日々制作をしています。 今回の戦闘システムは、絆というテーマを語っていましたか?感じられた、こう いう部分が感じられなかった、こうすればもっと感じられた…など、ざっくばら んに御意見を頂ければ嬉しいです。

アルトネリコを制作しているとき、いつも思っていることは「全てがテーマに沿っ て、意味のあるもので構成されていること」を大事にしていきたいという事です。 それは戦闘システムに関しても同じ。「ゲームシステムは、システムとして面白 ければテーマは関係ない」といった縦割りの考え方ではなく、「システムも全て、 ゲームの世界観や目的を表すものとして大事な役割を担っている」という考え方 で取り組んでいます。戦闘システムも、他のシステムもすべて、シナリオと同じ、 その世界を表現する手法なのです。こういった事を大切にすることで、映画とも 小説とも漫画とも違う、ゲームならではの「世界」や「物語」、そして「感動」 を生み出すことが出来ると固く信じています。これからも「ゲームがゲームであ る意味」を大切にした、世界の表現方法を模索していきます。

それでは今回はこの辺で、おいとまさせていただきます。
次回をどうぞお楽しみに!

■レスポンスターミナル
毎回常に新しい挑戦を試み、それに対しての結果を得て、良かった点や改善点を 踏まえた上で、また新たな挑戦をしていくこと…。私はそういった事を、ずっと 大切にしていきたいと考えております。今回も、皆さんの貴重な御意見をいただ けることを楽しみにしております。

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