みなさん、こんにちは。
今年も残すところあと3日ほどとなりました。今年は皆さんにとってどんな年でしたか?10月からの2ヶ月間は、アルトネリコ2でお楽しみ頂けましたでしょうか?皆さんに少しでも楽しい時間が生まれたのなら、私としてもとても嬉しいです。今年もアルトネリコシリーズをご支援下さいましてありがとうございました!
さて、前回も多数の御意見ありがとうございました。こちらの方も、また公開できる時が来ましたら、まとめてお伝えしたいと思います。今年最後のテレモとなります今回は、お風呂システムについてお話ししましょう。
お風呂システムを最初に見たときに、どのような印象を受けましたか?「アルトネリコらしい」と思いましたか?それとも「予想の斜め上を行った」と思いましたか?お風呂システムは、アルトネリコ2の全体構想の中でも、かなり後の方になって生まれたシステムでした。今作が「ヒロイン同士の絆、友情」という部分に焦点を当てている事は前々回でお伝えしたとおりですが、それを表現するためのこの「お風呂システム」が出来るまでには、実に多くの紆余曲折があったのです。お風呂システムの正式名称は「デュアルストール」です。デュアルストールは、この作品の構想段階から存在したシステムです。企画立ち上げ当初、デュアルストールは単純に「ヒロイン同士でインストールし合う」ものでした。確かに世界観的にもシステム的にも無難なラインですが、前作をプレイしている方は、それ程違いが分からないシステムになってしまいそうな懸念がありました。また、前作の反省点として、インストールシステムはそのまま2には持っていかない事を決めていました。これは、インストールが作業感が強かった為、2ではもっと楽しめるもの、すなわちパワーアップのためでなくともそのシステムをプレイしたい為にやってもらえるシステム、というものを目指していた為です。その為、システムサイクルが完成しても、この「デュアルストール」だけがどうしても納得いかず、何度も企画担当者と話し合いをしました。「パワーアップ手段である」「イベントなどが見れて楽しめる」「積極的にプレイしてもらえるもの」という条件で、何度も面白さを追求しました。
途中色々な案が飛び交いました。例えば「二人でグラスノ結晶を二つに割ってインストールし合う」とか「二人のインストールポイント同士を繋いで意識を共有し合う」とか、果てには「1つのグラスノを二人で同時にインストールする」ような案にまで至りましたが、わかりにくさと表現のしにくさで、イマイチパッとしない為に煮え切りませんでした。そんな中で「もう、一緒にお風呂入るとか、それくらいの変化が無ければアルトネ1と印象かわらないよね」という話を持ち出したのが、お風呂システムの最初だったのです。この時私の中では、お風呂というのはよく「裸の付き合い」と言うように、人間が一番気を許す瞬間であり、そこで普段は出来ない話も出来るだろう、そして絆が深まっていく様を表現できるのではないか、という事を考えていました。しかしさすがに「お風呂」というのは吹っ飛びすぎかなぁ…と思い、躊躇していたのです。しかしそこは「やるなら中途半端はダメ!トコトン行き切れ!」を開発ポリシーとして掲げていたアルトネリコ2でしたから、数日間悩みに悩んだ末に、思い切ってお風呂を採用することに決定したのです。お風呂システムはそのコンセプト通り、どのシステム(例えばヒロイン会話、トークマターなど)よりも「ぶっちゃけ話」が飛び交い、最も人間くさい、そして最もリアリティのある「風呂会話」を沢山します。そういった半ば無礼講とも言える事を自然に出来るのがお風呂であり、普段の過酷な冒険から解放される瞬間もまたお風呂なんだろうと思います。こういったところでは、普段とは違う気の許し方で相手と接することが出来、それが結果として少しずつ互いに気を許せる仲になっていくのではないか、と考えています。そんな構想の下お風呂システムは構築され、そして現在のような形になったのです。
見た目のインパクトはもちろん、プレイするときも「女の子同士だけの秘密の会話」を楽しめること、そしてそれによって互いに心を許しあう、というアルトネリコのコンセプトとしての面。そういった様々な可能性に期待して、お風呂システムは具体化されていきました。そして今、皆さんの元にお届けしている形となっているのです。お風呂システムについて、皆さんの御意見ご感想をお聞かせいただければ幸いです。
それでは今回はこの辺で、おいとまさせていただきます。
それでは皆様、どうぞよいお年を!
■レスポンスターミナル
毎回常に新しい挑戦を試み、それに対しての結果を得て、良かった点や改善点を
踏まえた上で、また新たな挑戦をしていくこと…。私はそういった事を、ずっと
大切にしていきたいと考えております。今回も、皆さんの貴重な御意見をいただ
けることを楽しみにしております。
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