◇アルシエル特ダネ情報局【第10回】「ミシャ」について◇
 
こんにちは、土屋です。
前回から始まりました、コスモスフィアの裏話。今回は第二回目という事で、ミ シャについてお話ししたいと思います。

ミシャのコスモスフィアにおいて、最も特徴的なものといえば、レベル1ではな いかと思います。設定当初、オリカとミシャとの差別化をどうしようかと検討し ていたとき、恐らくミシャの方がオリカよりも、コスモスフィアというものに対 する知識が豊富なのではないか、という考えが浮かびました。オリカはレーヴァ テイルである事を否定していましたし、コスモスフィアについて教えてくれる人 はいませんでしたが、ミシャには学習する環境と鬼教師(レアード)がいました から、かなり高度な所まで知っているのではないかと思ったわけです。そこで、 ミシャのレベル1は自分で精神世界を意識して操作している世界、という形で位 置づけしました。「夢を操作する感覚で精神世界を操作する」という設定は、後 にルカのダイバーズセラピという形で応用されていきます。
また、ミシャは目的を持って生み出された命である、という部分にも焦点を当て ています。ミシャはβ純血種であり、「生まれた」のではなく「生成された」存 在。自分には目的や使命があって生まれてきている(生まされた、と思っている 自分もいる)、だから、それを放棄することは自己の否定にまで繋がってしまう、 というものを、ミシャのコスモスフィアの中核的なエピソードとして入れていま す。アルトネリコ1の世界ではβ純血種という存在はミシャしかいませんでした から、こういった形で特殊性や優位性というものを表現していたわけです。

そういえば、精神世界はかなりぶっ飛んだ世界になっていますが、そのタガが外 れた(開き直った)のは、頑固親父のシナリオを作ったときだったと思います。 オリカの回で、エンタテインメント性を強める方向にした、というお話をしまし たが、それでもまだ最初の内は結構控えめでした。あまりキャラも崩さないよう にと考えていましたし、せいぜい「ちょっといい話」や「深刻な話」をたとえ話 といいましょうか、物語的に見せようと考えていた程度でした。思い切ってキャ ラを崩してみた、というのは、レアードの頑固親父が最初でした。今ではウズマ キー村長とか、結構当たり前(!)な感覚になっていますが、当時はそれ程の羽 目を外すか否かでかなり長い時間悩んだのです。そう言う意味では、精神世界の バカ方面での羽目外しは、ミシャが原点…という事になりますね。
さて、今回はこの辺りでおいとまさせていただきます。
それでは、また次回!

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