こんにちは、土屋です。
今回から始まる新連載「我が青春のアルポータル」。このコーナーでは、今まで
あまり語られることの無かったアルポータルについての想いを、今回と次回の2
回にわけてお話ししたいと思います。
さて、今回第1回目は、アルポータル発足から黎明期のエピソードについて、お
話ししたいと思います。
▼アルトネリコの総カタログ化を目指して
アルポータルの発足は、2006年7月30日頃でした。アルトネリコが発売さ
れてから半年。その半年間、私は既にアルトネリコ2の制作に着手していました
が、それと同時に沢山の関連商品のチェックとネタ出しにも追われていました。
そんな風に、関連商品が多数リリースされる中、ふと見れば自分自身でも「今何
が出ているのか」ということを、パッと思い出せない状況になってしまっていた
のです。制作者本人が分からないのだから、ファンの皆さんにはもっと分からな
いだろう、という事を思い、何とか良い方法はないかと考えていたのです。
昔、まだインターネットが無かった頃、私は好きなゲームの関連商品を集めるの
に、ゲームソフトに入っていた関連商品カタログを頼りにしていました。逆に言
えば、そこにあるものこそが関連商品の全てであり、それ以外の商品を見つけた
ときには、買えれば思わぬラッキーでありましたが、既に販売終了していた時に
は大きな落胆がありました。ですから、せめて「ここを見ればアルトネリコの全
てが分かる」というものを作ろうと思ったのです。ファンの皆さんが安心して
「ここだけ見ていれば、アルトネリコ関連の欲しい情報は何でも揃う」ものです。
今の時代にはインターネットが有りますから、これに勝る情報媒体は無いでしょ
う。そこで、「アルトネリコの情報集積サイト」は絶対必須だと思ったのです。
そしてアルポータルは発足しました。アルポータルを発足させるにあたり、1つ
決めていたことがありました。それは、どんなことがあろうとも「ユーザー本位」
であること、でした。それは例えば、企業として微妙にグレーな部分であっても、
ファンの皆さんが欲しいと思える関連情報はどんどん出していく、という事でし
た。具体的には、アルトネリコに関わっているアーティストさんの情報を配信し
たり、その関連している方の自主制作商品を販売したり、という事です。当時特
に際立っていたのは(もちろん今も、ですが)、アルトネリコの「詩」でした。
ヒュムノスを聴いて、アーティストさんに興味をもった方も多かったと思います。
そういった需要にも応えられるよう、ライブ情報やCDリリース情報の掲示、そし
てその商品自体をガストショップで取り扱う、という事も積極的にやってきまし
た。今では他の作品でも同様にアーティストさんのCDを取り扱ったりしています
が、原点はアルトネリコのこの「ユーザー本位の総カタログ化」が発端だったわ
けです。
▼ユーザー本位とはどういうことか?
さて、アルポータルの構想はこのように「総カタログ化」だったわけですが、も
う1つの想いがありました。それは「ファンの皆さんとの距離を近づける媒体に
したい」というものです。これはアルトネリコ以前からあった想いで、アルトネ
リコでもお馴染みの「サポーターズ」制度は、それより数年前に発案し、企業と
ファンの垣根を1つ越えたものだと確信しております(今でこそ色々な企業さん
が似たような事を行っていますが、発足当時、発売前作品の雑誌社配布用広報宣
材をファンの皆さんに提供し、ブログなどで自由に使って良い、というものは類
を見ませんでした)。
アルポータルでは、サポーターズはもちろん導入した上で、更にその上を行きた
いと考えておりました。そこで、次のステージとして「ファンと開発が窓を開け
て交流できるサイトを」と考えました。WEBでいうところの「窓」とは、フォー
ムであると考えます。皆さんが開発に意見やネタなどを投稿し、開発がそれに応
える、という構図をとにかく徹底しようと考えたわけです。その中で出てきたの
が「トウコウスフィア」「サポーターズレビュー」「投票で決定するグッズ(バ
スタオルなど)」、そして「あるトネリコサミット」のような企画でした。
この2つの構想により、「アルトネリコの情報は、関連商品情報から関連アーティ
スト情報、そしてファンの活動情報や、あまつさえ他のファンが何を想っている
のかまで全部わかるページ」を目指したのです。そして現在において、それは十
分ではないにせよ、有る程度は貫き通せたのではないかと考えております。
さて、今回のお話しはこれで終わりです。
次回は後編として、それぞれのアルポータル主催企画などにフォーカスを当てて、
裏話をしていこうと思います。それではまた、次回!
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